「人類vsAI」はなぜ熱くなる
こんにちはhuman921です。
ここ数日、googleの人工知能の技術を駆使したらしい囲碁ソフト「AlphaGo」と、
韓国の世界最強レベルの棋士イ・セドルさんとの世紀の対局が盛り上がっていますね。
僕自身は囲碁も人工知能についても全く疎いのですが、先日のセドルさんの初勝利にはとても感動し、胸が高鳴りました。
で、そこでふと、この感覚何かに似ているなぁと思ったんです。
Wカップで日本代表が勝ったときとも違う、CLでバルセロナが勝ったときとも違うこの感覚…。
数分間、この感覚は何かと頭を悩ませていたら、分かったんです。
これ、「陸上100mで、ボルトが世界新記録を出したとき」の胸の高鳴りと同じでした。
この、人類の一員として、同じ地球人として、応援する感覚と言うんでしょうか、
「なんかこれっていいなぁ」と漠然と思いました。
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「デモ」と「他人の怒り」を見ることの困難さ
こんにちはhuman921です。
今回は前回の記事
の続きで、ある問題について、
「同じ考え、不満を持ち、それに賛同、共感していたのに、それを改善しようと実際に行動を起こすと冷める人が出てくる」
という現象に何らかの説明ができるかもしれないまた別のアプローチを書いていきたいと思います。
ただ今回は、ある問題に関して「同じ考えや不満を特に強く持っていなくとも、それどころかその問題に無関心」でも、問題を改善しようと行動したり政策決定者に働きかけようとする人に対して、「『冷めた』と言ってみたり、さらには攻撃的な手段で感情的に妨害する人」、も射程に入るかもしれません。
僕がこの記事を書こうと思ったのは、先日の記事でも取り上げた待機児童問題の国会前での抗議のニュースのブコメの中で、上記の現象を説明するかもしれないとしてリンクが張られていたあるブログの記事を見て、それに触発されたからです。
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デモはなぜ「冷める」
こんにちはhuman921です。
こないだこの記事のブックマークコメントを見て少し疑問に感じたことがありました。
それというのが、
「なぜネット上であれほど賛同・共感が集まった匿名の投稿であったのにもかかわらず、いざ匿名から飛び出して主張し始めると、『冷める』とか『胡散臭い』と言う人たちが多く出てくるのか」
というものです。
もちろん理由は多くあると思います。もうすでに多くの方が指摘されているように、政治利用されてしまうのではないか、他のイデオロギー的な主張に丸め込まれてしまうのではないかというのも、もしかするとひとつの要因かもしれません。
しかし、僕はこの件に限らず、
「同じ考え、不満を持ち、それに賛同、共感していたのに、実際に行動を起こすと冷める人が出てくる」
という現象は、デモに限らずいろんな場面で「あらゆる組織の中」で、頻繁に見られることだと感じていました。
そこで今回は、この疑問に関して、これを自分の中で消化することができるかもしれない、ひとつのアプローチを考えてみました。
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先日の韓国戦の監督の発言のまとめ記事について
こんにちはhuman921です。
先日、僕はタイトルの記事についてブックマークコメントをしました。
痛いニュース(ノ∀`) : 韓国シン・テヨン監督「3失点したのを除けば完璧な試合だった」 - ライブドアブログ
ああいう展開(CL決勝のマンUバイエルンやリバプールミラン)の後の「失点以外(まで)は完璧だった、あの○分間は何が起きたのかわからない」みたいな敗戦の弁ってよくあると思うけど全て国民性にする人達に一番驚く
2016/01/31 21:45
すると思った以上の反応があり、もちろんそれに反対するようなコメントもあって、その後いろいろ思うことがあったので久々にブログを書きたいと思います。
僕は普段まとめサイトのコメントについて、そのようなコメントが生まれた背景を考えてみることはあっても、何か反発をしたり、いちいち動揺したりしても仕方がない(特にタイトルのような記事の場合)と考えています。
しかし今回のまとめ記事については自身のブコメで書いたように、あのような試合展開の後の監督の弁としては、非常によく見られるテンプレートのような表現であったので「なぜこの監督の発言に対する反応がまとめられているのか」が理解できず、実際に記事を開いてまとめられているコメントを見ることにしたのでした(もちろん僕がサッカーが大好きなのもその理由のひとつですが)。
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「ブスは騒いじゃダメ」という差別
こんにちはhuman921です。
数日前、電車で騒いでいた女子高生に「ブスは騒いじゃダメ」と注意したおじさんを見て、「社会の厳しさを教えた」と感想を述べたツイートが話題になっていました。
僕がこのツイートを見て真っ先に思い浮かべたのが、差別、特に人種・民族差別に頻繁に用いられるひとつのレトリックでした。
社会学者のロバート・k・マートンは彼の著書の中で、そのレトリックを次のように述べています。
リンカーンが夜遅くまで働いたことは、彼が勤勉で、不屈の意思を持ち、忍耐心に富み、一生懸命に自己の能力を発揮しようとした事実を証明するものだとされる。ところが外集団のユダヤ人や日本人が同じ時刻まで夜働くと、それは彼らのがむしゃら根性を物語るものであり、また彼らがアメリカ的水準を容赦なく切り崩し、不公正なやり方で競争している証左だとされる。内集団の英雄が倹約家で、つつましく、また貯蓄家であるとすれば、外集団のならず者はけちん坊で、欲張りで、一文惜しみである。内集団のエイブ(リンカーン)はスマートで、敏捷で、才智にあふれているから、1から10まで褒められ、外集団のエイブは同じことながら、すばしこく、ずるく、悪賢くて、あまり目先が利きすぎているから、何から何まで軽蔑される。*1
ここで述べられているのは、外集団、つまり自分の属する内集団とは違う特定の属性を持つ対象は、たとえ内集団ではよいとされる徳目を持っていても、それを表す言葉を変えられ、どうやっても悪徳とされてしまうということです。
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